【介護福祉士の転職】ブラック企業からホワイト企業への転職。一生介護職であり続けたいと思えた職場へ。

【介護福祉士の転職体験談】ブラック企業からホワイト企業への転職。一生介護職であり続けたいと思えた職場へ。

【性別】女性
【職業・資格】
介護福祉士
【働き始めの年齢】
30歳
【転職時の年齢】
35歳
【転職して何年経ったか】
11年
【その後】
さらに転職し別の職場で介護職として働いている


【女性・介護福祉士】
35歳のときに、
介護付き有料老人ホームから、
デイサービスセンター(通所介護)
に転職。




【転職前の職場形態】
介護付き有料老人ホーム
【転職前の職場環境】
高齢者住宅に住む方々の介護。
介護職は607名入居者様は40名。
割と自立した方が多いが、高収入の方が多い。
職員内でのいじめが多く見られ、リーダー格の人が職員の扱いに差をつけたり、パートの古株が新人に細かく指示を出す。
有休は使えない、連休はない。
手取り13万でボーナスはない。
制服貸与もない。




【転職の理由】
・人間関係がひどかった・介護職なのに利用者様の悪口が多かった・転倒事故などに対して対応した職員を悪者にする風潮が強かった・経営者の介護への志がとても低かった。

【ためらった理由】
・仲のいい同僚がいた・職場が自宅から近かった・上司に辞めると言うのが面倒だと思った

【転職の決め手】
日頃から職員内でのいじめが多く見られ、リーダー格の人が職員の扱いに差をつけたり、パートの古株が新人に細かく指示を出していた雰囲気が嫌だった。
ご利用者様で気に入らない職員に暴力を振るう方がいたが、他職員のフォローはない。
私は軽うつ病となり仕事でのミスも増えた。
その事を上司に相談しても「あなたの介護をする場ではない」と言われ、1人夜勤時にミスは続く。
日常生活も少しずつままならなくなる。
手取り13万でボーナスはなく、介護福祉士を取り基本給が上がったら引かれるものが増えて実質手取りが減った。
ある日仲の良い同僚が辞めたのを機に決断。
夜勤の仕事は絶対やらないと決めて転職活動を開始。
新しい職場から採用の電話を受けた頃、タイミングよく熱を出し3日間仕事を休み夜勤に穴を開けた。
復活して出勤した時に上司に辞めますと伝えて無事辞める事に。




【相談した人】
誰にも相談はしなかった。
社内の人は信用ならないし、親兄弟に相談してもわからない分野だと思った。
介護職の友達もいたけどその人たちも自分のことでいっぱいいっぱいで、話は聞いてもらったけど相談というほどではなかった。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
地元新聞に求人コーナーが2紙面くらいあるのでその中から選んだ

【転職時に困ったこと】
この話は10年以上前の話で、転職エージェントが今ほどたくさんあった時代じゃなかったので、転職エージェントの存在自体知らなかった。
その頃の私の地元では、転職はハローワークに行くか、新聞の求人見るか、人づてかの3択。
ハローワークではなかなか自分の希望にあった求人が見つからないのが困ったし、載ってる求人先の待遇の低さにも驚いた。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
地元新聞の求人欄を見て決めた。
お世話になった人は転職先の面接官。
今の職場辞められるか不安と話すと、法律上14日前に話せば辞められるし、辞めるのを止めることはできないと教えてくれた。
親に「○○に転職しようとおもうんだよね。
もう面接受けた」
と話した時にその法人の特徴を教えてくれて、労働者に優しいところだと聞いて何だか安心した。




【転職先を決めた理由】
・常勤なのに労働時間が短い
・給料が良かった
・デイサービスで働きたかった




【退職する時の心境】
退職がみんなに知れ渡ってからは気持ちが楽になった。
「もうやめるんだから」と色々仕事を押し付けられ、リーダーとその仲間たちがサボっていても「あともう少しでやめられる」と思うと気持ちを保てた。
転職のことは話してなかったので世話焼きパートさんが頼んでもいないのに転職の手はずを取ってた時にはびっくりした。
利用者さんの中には私が辞めると知り、お部屋で密かに泣いて下さった方がいたと聞いてありがたかった。




【転職後の職場形態】
デイサービスセンター(通所介護)

【転職後の職場環境】
医療法人のデイサービス。
介護職5名、主任はきつかったけどそれ以外は穏やかなふんわりした雰囲気の方々。
管理者がお父さんみたいな人で「ここで働いてくれるだけでいいんだよ」と言う人だった。
平均16名が通っており、自立系が多い。
手取り14万に残業手当あり。
ボーナス年2回支給。
休みは4週6休。
お正月休みあり。




【転職後のイマイチなところ】
特に悪いところが思いあたらない。
医療介護の連携を掲げ、常に研鑽を怠らない職場。
職員の質がものすごく高く、10年働いても他の職員に追いつかない。
当時の自分にはその研鑽が面倒くさいと思ったが、今はそれが私の介護理念の基本となっている。

【転職後の良いところ】
医療介護の連携を掲げ、常に研鑽を怠らない。
利用者様第一の理念がしっかりしており、職員の質がものすごく高い。
仕事の効率の良さもあり、今は残業はほぼない。
職員の家庭や病気休みにも理解があり全くせめたりしない。




【生活と心境の変化】
人間関係で悩むことがなく、純粋に仕事の悩みだけとなり、その事がどれほど幸せか痛感した。
日勤だけの規則正しい生活となり、その頃から野球観戦と一人旅の趣味ができた。
人生で一番幸せだと思って生きていた。
その後直属の上司となった主任が利用者様第一を全面に押し出し行動する方で、また我々部下を信用しさまざまなことにチャレンジする機会をくれる人だった。
この主任さんに出会えたことで「一生介護職やりたい」とおもうようになった。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
介護は儲からない仕事であるので、株式会社には就職してはならない。
働く人から搾取される。
社会福祉法人か医療法人。
医療法人の方が、経営者が患者さんと関わっている医師の場合が多く、利用者様への対応がしっかりしていると思うから評判のいい病院が母体の介護施設がいいと思う。
自分がどんな介護職でありたいかをしっかり持ってその考えに合う職場で働こう