【初任者研修の転職】初めての福祉のお仕事。大きな施設でできること、小さなところだからできること、新しいことの発見と挑戦の話。

【初任者研修の転職体験談】初めての福祉のお仕事。大きな施設でできること、小さなところだからできること、新しいことの発見と挑戦の話。

【性別】男性
【職業・資格】
初任者研修(旧ヘルパー2級)
【働き始めの年齢】
38歳
【転職時の年齢】
45歳
【転職して何年経ったか】
4年
【その後】
さらに転職し介護系以外の仕事をしている


【男性・初任者研修】
45歳のときに、
ケアハウス・軽費老人ホームから、
デイケア(通所リハビリテーション)
に転職。




【転職前の職場形態】
ケアハウス・軽費老人ホーム
【転職前の職場環境】
最初は障害者福祉の入所施設で働いていました。
職員は30名程度で、若い方から高齢者の方まで幅広く働かれていました。
皆さんとても熱心に支援を行っていました。
利用者の数は60名程度、規模としては大き目の社会福祉法人で、給料は月額固定、福利厚生などもしっかりしていました。




【転職の理由】
初めての福祉の仕事で色々と学ばせて頂きましたが、規模が大きかったこともあり、年数を重ねるごとに個別の支援というところではもう少し利用者さんに寄り添ったことができないかと考えるようになりました。

【ためらった理由】
それまでに関わってきた利用者の方々の今後のことを考え、もっと一緒にいたいという気持ちもありました。

【転職の決め手】
大勢の利用者を少ない人数の職員で対応していたため、どうしても団体行動にあてはめて毎日を過ごすことが多く、年数を重ねるごとに「これでいいのかな」と考えることが多くなってきていました。
みなさんとても一生懸命にお仕事をされており、自分もその中で必死に毎日を過ごしていましたが、たくさんのことを学び福祉という面での見識も増えてきたところで、もっと他の施設、違うやり方をしているところに興味を持つようになりました。
大きな社会福祉法人で良いところではあったのですが、機会があれば別の法人も見てみたいということで、上司には相談してみました。
職場での責任ややることも多くなってきてしまい、自分に余裕がなくなっていたことも一つの要因ではあったと思います。




【相談した人】
上司で現場の取りまとめを行っていた職員の方に相談しました。
施設長へは辞める決心をしてから直接お話しをしました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
一旦元の職場を辞めた後、同じ福祉関係で知り合った方にお声をかけていただきました。

【転職時に困ったこと】
次の仕事が決まる前に辞めましたので、仕事探しの方法についてどうしようかと考えた時期はありました。
福祉系のお仕事ではネットでも求人がたくさん出ているので、そちらに登録しても良いかなとは思っていましたが、その前に知人の方からお誘いをいただきましたので、そちらでお世話になることにしました。
業種が決まっていれば選択肢も多く、それほど困らないかなとは思います。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
福祉の仕事を始めるにあたっては、初めてのことも多かったので、とにかくネットで情報を集めて学ぶことも多かったです。
その中で転職サイトへの登録もしたことはあり、条件を入力しておけばそれにマッチした情報をメール等で提供してもらえることもあり、幅広く検討していく上での材料にはなったかと思います。
それと並行して知人からお話しを聞いたりもしており、情報源は多い方が何かと助かるかと思いました。




【転職先を決めた理由】
知人の方からお声をかけていただいたこともあり、知っていた場所だったので安心感がありました。




【退職する時の心境】
辞めるまでの期間のお付き合いなどもあり、多くの職員や利用者さんと関わってきたこともあり、後ろめたい気持ちは大いにありました。
福祉は転職の多い業界だとも思いますので周りもよくあることと理解はしてくれていましたが、個人的にはやはりもう少しできることもあったかなと辞めた後も思うことがあります。
それでも、同じ業界の転職だったので、快く送り出してくださり、辞めた後にも交流は続いていました。




【転職後の職場形態】
デイケア(通所リハビリテーション)

【転職後の職場環境】
NPOそれまでにいた社会福祉法人とは異なり、個人でやられている小さなNPO法人へ転職しました。
職員の数も20名程度で、給料は時給だったので、それまでよりも少し低くなる感じでした。
デイサービスでしたが利用者の数も少なく、一人一人に寄り添った支援ができる施設でした。




【転職後のイマイチなところ】
知り合いの施設でしたが、新しい業務内容の仕事だったので、また一から学んでいくことが多く大変ではありました。
転職して後悔したことなどは特にありませんが、どこへ行っても結局は人の問題で、いろいろな職員がいる中で自分がどうふるまっていくかは大切なことだと感じました。

【転職後の良いところ】
それまでの大規模な支援施設から個人でやっている小さな職場へ移りましたが、福祉という面では一人一人により深くかかわっていくことができ、自分の理想には近い感じでお仕事をすることができ満足しています。
自分の考えを発言する機会も多く、また小規模であるがためにより職員一人一人の意見が反映される場面も多く、よかったと思います。




【生活と心境の変化】
新しい職場になり、また新しい職員、新しい利用者、その家族、行政など、関わる人たちも多くなり、幅広く物事をみていくことができたと思います。
やはり、一つの施設だけではどうしても閉塞的な考え方になってしまいがちで、他の考えに触れることもとても大切だと感じました。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
どの職場でも、それぞれ自分にできることはあると思うので、それぞれの場所で精一杯やれたらいいかと思います。
転職については、しっかりと周りに相談することも大切で、自分の考えを伝えて理解していただき、できれば転職のあとも交流を続けていくことができたら一番良いかと思います。
やってみたいことはたくさんあるので、悩んで立ち止まるより前に進んでいけたらいいなと思います。