【介護福祉士の転職】転職するたびに、介護のやり方が場所によって大きく異なり、たくさんあるんだと気付かされた話。

【介護福祉士の転職体験談】転職するたびに、介護のやり方が場所によって大きく異なり、たくさんあるんだと気付かされた話。

【性別】女性
【職業・資格】
介護福祉士
【働き始めの年齢】
25歳
【転職時の年齢】
26歳
【転職して何年経ったか】
7年
【その後】
今は退職し無職


【女性・介護福祉士】
26歳のときに、
小規模多機能型居宅介護から、
病院・医療機関
に転職。




【転職前の職場形態】
小規模多機能型居宅介護
【転職前の職場環境】
金儲けだけを考えた施設長による介護施設だったため、利用者さん目線ではなかった
介護士・・・10名
人柄・・・優しい人もいれば、時間主義で早ければいいという考え方の人もいたり、バラバラ。
介護を受ける人・・・特養待機の人が多く、要介護4または5が多かった。
給料・・・まあまあいいほう
休み・・・週休2日もらえるが、夜勤が月6回以上あり、常に人が足りない状況。




【転職の理由】
一階がショートステイ部屋、デイ部屋、食堂などがあり、
二階は主に居室、ミニ食堂、従業員食堂という形の施設。
◎ある日、二階から焼肉の匂いがするなとおもったら、ミニ食堂で扉を閉め切って、施設長と主任級の従業員だけで焼肉をしていて、びっくりした。
利用者さんは、食事制限もあり、焼肉も食べることができない人がほとんど。
それなのに、匂いですぐわかるのに、利用者さんのこと考えずに、施設内で職員だけで焼肉をしており、非常識だと思った。
◎精神障害もあり認知症のある利用者さんに対して、職員による差別発言がひどかった。
本人に言うことも。
◎利用者さんがいかに不安にならず、デイで楽しませようという考えもない職場だった。

【ためらった理由】
◎初めての介護現場だったので、ここを退職しても、違う場所でも似たような職場に出会うのではと不安だった
◎家から近く、給料もそこそこよかったので悩んだ。
◎職員の利用者さんに対する接し方が嫌でたまらなかったが、利用者さんと親しくなれていたので、寂しく感じた。

【転職の決め手】
身体が弱かったため、夜勤回数を3回とお願いしていたが、夜勤回数が週に3回になると言われ、身体を壊すなとおもい、決定打になった。
また、衛生面が非常にひどく、たとえば、利用者さんが食事に使うお膳を、汚れた台拭きで拭いていた。
お膳がカビ臭くてひどいことになっていたため、上層部に伝えても、改善されず、自分が拭くときだけアルコール消毒をするしかなかった。
利用者さんが可哀想で仕方なかった。
いつ食中毒が起きてもおかしくない環境だったため、必要以上に神経を使わなければいけなくて、しんどかった。
やめると決めたときは、相談してくれた方々は、「おめでとう!」と言ってくれたが、職場は人が足りないため、やめないでくれと懇願された。




【相談した人】
母、介護学校で知り合った仲間たちに相談。
利用者さん目線ではなく、金儲け主義の考えのため、学べることがない。
利用者さんが不憫でならない、どうしたら変えられるかを相談したが、開口一番、「変えられるわけがないから、すぐやめなさい」と言われる。





【転職サイトを使ったか】
転職サイトを二社使った

【何社使ったか】
転職サイトに二箇所登録した。
アルキタなど。

【転職サイトのイマイチなところ】
求人情報では、残業がないなど記載が多いが、実際はサービス残業だらけ。
デイザービス系は、特に始業時間を偽ってることが多いように感じた。
よく書かれていることがほとんどなため、ちゃんとした会社かどうかの見極めが難しく、結局は入社してみないとわからないことが多い。
そこは仕方ないのかもしれないが。
介護系は受け皿が本当に多いので、そこから絞るのが難しいなと思った。

【転職サイトを使って良かったこと】
派遣の転職サイトに登録したことがあったが、自分自身、難聴があるため、求職活動をする上ではとてもハンデになりやすい。
派遣先との面接で、難聴があるとわかると、否定的で心ない言葉を言われ、そのときに派遣の方が間に入ってくださり、講義してくれてフォローしてくださり、本当に救われました。
自分の力だけではどうにもならないことがあるが、派遣の方が協力してくださり、本当に助かった。




【転職先を決めた理由】
◎残業がない
◎たまたま知り合いが働いてた
◎アクセスがいい




【退職する時の心境】
とてもすっきりして、心機一転、介護福祉士として病院でより詳しい勉強ができると楽しみで仕方なかった。
職場の人からは、「また戻ってきてね」の声が強く、
利用者さんからには、「なんでやめちゃうの?」と、泣かれるほど、別れをさみしがってくれて、ひどい職場ではあったが可愛がってくれたんだなとおもうと胸がいっぱいになる。




【転職後の職場形態】
病院・医療機関

【転職後の職場環境】
急性期病院で、たらい回しにされる患者さんを殆ど受け入れており、職員も患者も入れ替わりがとても激しい職場だった。
認知症末期の方や、様々な病気の方が、年齢幅広く多かった。
ここも常に人が足りない職場で、戦争のように工場のように、非常に忙しく、1日があっという間に終わる現場。
人の入れ替わりが激しい分、やめないでほしいというのもあり、給料はびっくりするくらい良かった。




【転職後のイマイチなところ】
転職前の職場に比べて、学ぶことは多かったが、職員間でのいじめがひどかった。
あまりにも低レベルすぎて、呆れるほど。
八つ当たりも当たり前、シカトも当たり前。
患者さんから、ここの看護助手ひどいねって言われるほどでした。
職員間のいじめについて、院長に訴えても、相手にしてもらえず。

【転職後の良いところ】
いろんな病気を抱えている方々が来られるので、毎日が新しい情報ばかりで、非常に勉強になることがたくさんあった。
高齢者施設とはまた違った環境で、薬剤師さんや看護師、リハビリの方々との交流もあるので、教えてもらえることもあり、勉強になった。




【生活と心境の変化】
転職した病院でも、なかなかのブラックだったため、半年で退職。
でも、転職をしたことで、転職しないとわからないことばかりだったので、非常にためになった。
特に、介護系は、場所場所によって、やり方や、利用者さんに対しての接し方が違うので、勉強になることばかり。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
「ここは、やばい」とおもったら、我慢せずに、即退職を。
介護系の職場は、腐るほどあるし、場所によって学べることも経験できることもすべて違う。
いい職場になかなか恵まれないかもしれないが、マイナスに捉えず、経験値が上がるんだと前向きに考えて、行動してほしい。
転職をすることは、マイナスなんかじゃない。
プラスなこと。