【介護福祉士の転職】下町気質の人情溢れ過ぎのブラックだったけど楽しい職場からメリハリがきっちり着いた業務過多な時間厳守職場へ

【介護福祉士の転職体験談】下町気質の人情溢れ過ぎのブラックだったけど楽しい職場からメリハリがきっちり着いた業務過多な時間厳守職場へ

【性別】女性
【職業・資格】
介護福祉士
【働き始めの年齢】
18歳
【転職時の年齢】
22歳
【転職して何年経ったか】
2年
【その後】
今は退職し無職


【女性・介護福祉士】
22歳のときに、
小規模多機能型居宅介護から、
介護老人保健施設
に転職。




【転職前の職場形態】
小規模多機能型居宅介護
【転職前の職場環境】
小規模多機能と有料老人ホームの2箇所を担当して働いていました。
一つの建物にグループホームも入って計3つの施設があり、そのうち2つを担当してました。
業務内容は日勤の場合は入浴をメインに担当しており、利用者様のバイタルチェック後に機械浴を担当しておりました。
入浴が終わり次第、記録と排泄介助、泊まりの人の荷物チェックを行い、送迎の添乗をおこなってました。
日勤の人数は利用者様15人に対して7人おり、うち2人は有料老人ホームの業務になります。
有料の方は基本的には掃除、ベットメイキング、洗濯、料理がメインの仕事になります。
 夜勤は基本有料老人ホーム担当でした。
介護付きではないホームではありましたが実際は介護をしなければなりませんでした。
利用者様の夕食作り、着替えられない方の介助、トイレ介助、定期見回りがありました。
また朝食の準備、起床介助をし、食事介助と排泄介助を行い、日勤への申し送りを記録、朝礼にて全体に通達する申し送りをして終了となります。
施設自体が地域密着型というのもあり、利用者も介護者も下町気質の強い人たちが多かったです。
休みは週2回給料は手取りで18万程でした。
夜勤は1ヶ月で6回でした




【転職の理由】
・仕事量の多さに比べ給料が少なかった・ホームヘルパーから介護福祉士になれたから・東日本大震災で職場にトラウマができてしまったから

【ためらった理由】
・スタッフ同士も仲がよく、利用者様も楽しい方が多かった・自宅からも電車一本で通勤でき便利だった・定期的に利用者様たちとの外出企画を立てるのが楽しかった

【転職の決め手】
うつ病の症状がはっきりと出るようになってきた為、会社の先輩、フロア長、常駐の看護師さんが仕事を辞めなさいと説得されました。
既に複数人同じ用にトラウマができ辞めているので人手不足なのが分かっていた為なかなか辞めなかった私に対してトラウマは簡単に克服出来るものとそうでないものがある。
休職をしてみても未だにトラウマが残っていると先輩たちに心配されましたが、会社自体が人手不足のために辞表を受け取ってもらえず働いていていました。
その時に先輩とフロア長が新しい転職先の内定を持ってきてくれて1ヶ月後に新しい別会社のところに出勤しなさいと背中を強く押してくれました。
また看護師さんがこれ以上私を同じ場所に努め続けさせるのは無理がある、業務どころか本人の体調が悪くなる一方で訴えられても勝てない等、辞表提出の時についてきて上記の事を伝えてくれました。




【相談した人】
フロア長と仕事を教えてくれていた先輩に相談をしました。
地震の時から職場に恐怖を覚えるようになった事、特に有料の場所へ行くと足がすくんで動けないことを伝えました。
フロア長はすぐに別の場所への移動を出来るように上司に掛け合って下さり、先輩は転職を勧めてくれました。
当時、トラウマは職場の建物上階だった為、なるべくそこに近づかないように配慮もしてくれていましたが段々と欝状態になっていき、心配してくれた常駐の看護師さんや他のスタッフさんも一度仕事をやめて別の会社でスタートしたほうがいいと勧めてくれました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
職場の先輩とフロア長が転職先を見つけてくれました。

【転職時に困ったこと】
今までの施設が小規模多機能と有料老人ホームだったのが全く別の老健での仕事に変わったことに戸惑いました。
やることは基本的には同じですが、今までの場所と違い、業務にリハビリの手伝いが含まれており慣れないうちはかなり戸惑いました。
また、日勤スタッフの人数は変わらないのに利用者の数が一気に15人から25人に変わり利用者様の名前を覚えたり身体特徴を覚えるのに苦労しました。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
先輩たちが面接時についてきて下さり、給料面について私よりしっかりと交渉してくださいました。
おかげで夜勤なしでも手取り額が増え、また業務内容もしっかりと説明してくれた事により働き始めて1ヶ月で職場になれることができました。
業務で分からない事があっても新しい職場の人達がしっかりと教えてくれて今までやった事のない業務も気長に覚えればいいよと優しくしてくれたのが嬉しかったです。




【転職先を決めた理由】
・転職先は前職場と同じ電車一本で通勤できる場所だった・給料が夜勤なしでも手取り額が一気に増えた・前職場の先輩たちの評判がとてもよかった 




【退職する時の心境】
全職場を退職する日は小規模と有料全ての利用者様が集まってお別れ会をしてくれました。
個人的に苦手だったスタッフが手作りのケーキを焼いて泣きながら一番大きいの食べてねといってくれた時はこの職場を辞めたくないと思ってしまいました。
利用者様からはいなくなると寂しい、あんた以外に誰が俺のカラオケに付き合ってくれるんだ、等のお言葉をもらいました。
利用者様からの家族からもお手紙をもらい、全く風呂に入らなかった親を毎回お風呂に入れてくれてありがとうや、入れ歯を毎回見つけてくれてありがとうという内容のものをもらいました。
転職や辞表を出すときに手伝ってくれた方たちは泣きながら元気でねと花束をくれました。




【転職後の職場形態】
介護老人保健施設

【転職後の職場環境】
基本的には業務内容は変わりませんでした。
ただ常に人が泊まっている状態である事、1週間に一回、大規模シーツ交換レースという名前の業務が加わりました。
50床あるベットを一つでも多く綺麗にメイキングした人はお昼のおかずが豪華になるという物でとても楽しかったです。
前職場に来ればると勢いがある下町からアットホームな田舎暮らしとかなり環境がかわりました。
施設自体も広く、職場で働く人たちも基本的にピッチをもってどこにいるか電話で確認してました(たまに大声で利用者様と呼び出すこともありました)胃瘻の方や全介助の方もおり排泄介助の時間やリハビリの時間などしっかりと時間が分かれていたことに驚きました。
休みは週休2日で給料は夜勤なしで手取り20万でした




【転職後のイマイチなところ】
業務内容がかなり時間でしっかりと区切られていたため一分でも遅れるとかなり怒られました。
アットホームな職場ではありましたが業務内容がかなり詰め込み状態だったためひとつの業務で遅れが出るとすべてが遅れるためにかなり神経質になってしまいました。
利用者様も人数が多い為、なかなかお一人お一人に目が向けられず、要注意人物のみ頭に入るような状態で、利用者様をしっかり見れないなと感じていました。

【転職後の良いところ】
勤務時間がしっかりしており、申し送りが終わり次第、すぐに帰る用になってました。
そのため残業がなく就業時間が17時だった事もあり、個人的に自由な時間が増えました。
また勤務地から自宅まで帰宅ラッシュなどとは逆方向に帰るためのんびり椅子に座って変えることができました。
休みの日も急な呼び出しもなく、必ず土日のどちらかに休みが入るようにしてくれていたため家族や友達とも会いやすかったです




【生活と心境の変化】
時間に余裕ができ、家族や友人と遊びに行ったりできるようになりました。
また給与が上がったことにより好きなものを買えるようになり楽しかったです。
トラウマからのうつ病も睡眠障害を残してそれ以外は日常業務に全くと言っていいほど差し支えることもなく安心して働けました。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
うつ病の症状が出てるのだから無理にでも別の職場に早く行こう!新しい環境に慣れるまでは大変だけど自分の健康のために転職して新しい場所で過ごすのもの悪くないよ。
お給料もあがって家族友人と過ごす時間も、ゲームをする時間も増えて、自分のための時間を持てるようになるよ。
新しい業務を覚えるのは大変だったけど、それを乗り越えたら自分への投資ができるようになる!それだけでたのしいです!