【介護福祉士の転職】介護福祉士ってこんなに大変なの?思い切って転職した先もブラックでした。

【介護福祉士の転職体験談】介護福祉士ってこんなに大変なの?思い切って転職した先もブラックでした。

【性別】女性
【職業・資格】
介護福祉士
【働き始めの年齢】
18歳
【転職時の年齢】
20歳
【転職して何年経ったか】
3年
【その後】
さらに転職し介護系以外の仕事をしている


【女性・介護福祉士】
20歳のときに、
特別養護老人ホームから、
訪問介護
に転職。




【転職前の職場形態】
特別養護老人ホーム
【転職前の職場環境】
おむつ交換、水分補給、食事介助、記録を1日8時間+月7回の16時間夜勤です。
シフト制で休日は完全不定休。
職員は男性が多く、その大半は未婚者です。
女性は既婚の主婦が多かったです。
給料は夜勤込みで手取り15万。
夜勤免除で手取り11万です。
介護を受ける人はほとんど会話が通じない人ばかりで、職員は常にイライラした様子で勤務に入っています。




【転職の理由】
・給料に満足できない。
・スキルアップに期待ができない。
・職場の人間関係でのストレス。

【ためらった理由】
・仲の良い同僚がいたから。
・次の仕事が見つかるか不安。
・負けたような気がして悔しいから。

【転職の決め手】
早朝勤務に入ると特定の職員から「なぜ声かけをしなかった?」「なぜ事前に業務内容を確認しなかった?」「学生気分で仕事をされたら困る。」など、文句をぐちぐち言われる日々が続いていました。
ある時その人から「学校でそんな風に教えてもらったのか。」と言われ、学校を批判された思いになり、こんな職場辞めてやると決意しました。
上層部に退職をしたいという旨を伝えましたが、「部署異動や、雇用形態変更など色んな方法がある。」ということを勧められ、退職という選択肢を遠ざけられました。
話し合いの場を複数回設け、精神的にもしんどくなりました。
話し合いだけで1ヶ月近くかかり、ようやく退職を決めた時にはメンタルが崩壊していました。




【相談した人】
職場のストレスから通院することになった心療内科の医師に相談しました。
強いイライラ、不安症状があることや、職場での人間関係のしんどさなど、詳細を伝えました。
部署異動か退職しかないと上層部に告げられたことも伝え、どちらが適切かの相談も行いました。
無期限での休養が必要だと医師からは言われ、身体をゆっくり休めるために退職を勧められました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
自分がやりたい業種をグーグルで検索しました。

【転職時に困ったこと】
具体的な企業名が検索してもなかなか出てこず、業種と企業名と別々で検索しないといけないことが少し大変でした。
どんな業務内容なのか、具体的なことへの情報が希薄だったりと、面接申し込みの前に不安を感じることの連続でした。
自宅で手軽に調べられるのは便利でしたが、検索だけで無駄に時間をとられたという印象です。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
ネット記事や会社比較サイトなど、コラムとして仕事や業種、企業に関するノウハウやクチコミを書いているサイトは大変役立ちました。
フリーター、フランチャイズなどの情報においても、ハローワークよりも詳しく記載されており、働き方の多様化を勉強できるいい機会となりました。
介護に関するエッセイ本なども、とても参考になりました。




【転職先を決めた理由】
・職場の場所が自宅から近いため。
・夜勤なしの勤務だったため。
・働いている人に女性が多かったため。




【退職する時の心境】
スッキリし、気が晴れた思いでした。
仲が良い人の反応は「辞めてほしくなかった。」という感じで、「じゃあ、私はいつまであの地獄の職場で働けば良かったんだ。」と少し腹立たしく感じました。
利用者さんは悲しむ様子もなく、ご家族さん数名から「寂しくなるね。」と声をかけてもらえた程度です。
私がいなくなってもこの職場は変わりないなと逆に安心感を感じました。




【転職後の職場形態】
訪問介護

【転職後の職場環境】
定期巡回でサ高住を訪問します。
早朝6時〜残業2時間の8時間勤務で、1日2件の家事援助と、複数件のおむつ介助、食事介助を担います。
休みはシフト制で完全不定休。
職員は60代の女性が多く、最長で78歳のヘルパーがいました。
給料は手取り11万円です。




【転職後のイマイチなところ】
仕事仲間との人間関係トラブルで後悔しました。
平均60代の女性ヘルパーの中で、私が20代ということもあり、会話が合いません。
妬まれたり、時には職歴でマウントをとられたりと、ストレスのはけ口にされるような扱いを受けました。

【転職後の良いところ】
介護を受ける利用者さんの人柄が良かったです。
職員よりも私のことを信頼してくれ、世間話で盛り上がったりと、事務所にいる時よりも楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
人とのコミュニケーションってこんなにも楽しいものだったんだなと思ったのを今でも鮮明に覚えています。
要介護度が低い人が多いため、介護に費やす時間よりも、一緒に楽しくおしゃべりをする時間の方が大事にできるという印象です。
介護技術や知識よりも、人との繋がりを大事にできる職場です。




【生活と心境の変化】
転職したことで、早朝からのハードな勤務が続き、寝不足状態になりました。
休日は以前まで楽しく買い物をしたり、ウォーキングをしていたのですが、趣味の買い物やウォーキングができなくなり、休日は寝て過ごすだけになりました。




【ズバリ!】
転職するべきではなかった。



【転職前の自分へアドバイス】
介護業界で人が抱える悩みは一貫性があるように思います。
というのも、「給料が安い」「肉体労働」「人手不足」等、介護業界へのマイナスイメージは現場に入り事実だということを思い知らされます。
介護業界から同じ介護業界への転職を繰り返したとしても、意味はありません。
工場勤務や事務作業など、他の業種の方が自分に向いていると感じることもあります。
転職の際には介護に囚われず、本当に自分がやりたい職種への転職をオススメします。