【介護支援専門員(ケアマネージャー)の転職】資格をとったら転職した方が給料が増える。それを信じて転職したら笑顔が増えた

【介護支援専門員(ケアマネージャー)の転職体験談】資格をとったら転職した方が給料が増える。それを信じて転職したら笑顔が増えた

【性別】男性
【職業・資格】
介護支援専門員(ケアマネージャー)
【働き始めの年齢】
33歳
【転職時の年齢】
41歳
【転職して何年経ったか】
6年
【その後】
今もその転職先で働いている


【男性・介護支援専門員】
41歳のときに、
介護老人保健施設から、
特別養護老人ホーム
に転職。




【転職前の職場形態】
介護老人保健施設
【転職前の職場環境】
職場の問題点に対して真面目に解決しようとする意志を持たない職員が多く、まるで「今が楽しく働ければよい。」と考えている様な人ばかりで、患者の経歴も意識せずに、その場その時のしぐさ、返答も嫌みの様に真似して喜ぶ環境が長く定着していた。




【転職の理由】
・手取り収入の低さ。
国家資格を取得して入職した同期の職員レベルにまでは自分が資格取得しても上乗せしてもらえなかった。
資格を持って転職する方が、入職後に資格取得するよりも収入面で有利なことを知った為。
・上記環境が嫌だった。
・これ以上は一緒に働きたくない人が居た爲。

【ためらった理由】
・手に職を持ちたいと思っていても、自分には何も得意なことがなく、自慢する経験もなかった。
せめて国家資格を取得するまでは頑張りたいとは考えていた。
・次の職場として適当な会社が見つからなかった。
・お互い頑張ろうと声を掛け合える仲間がいた。

【転職の決め手】
その職場で経験を詰めた点は感謝していますが、気分良く働くことはできておらず、以前から目標にしていた介護支援専門員資格を取得した際に、自分の行いたいケアはなんだ?と考えました。
入職当初は、まだケアマネ資格者が珍重されている時代だったのかもわかりませんが、「私がケアマネなんだから、私の言う事聞いていれば良いの!」と、一方的に主張し、反面上位職に媚を売る先輩職員といきなり一緒に仕事をすることから始まった介護私生活は、自分の気持ちを抑える理不尽で息苦しい職場でした。
視覚が無ければ話にならない、准看護師よりも正看護師の方が仕事が出来て当たり前、職員の代わりはわりはいくらでも居る。
という風潮が施設全体に漂っている感じがしました。
お年寄りに関する言葉、態度のハラスメントが日常に見られ、言われなければ面倒なことは一切しないというリスク管理もできていない環境でした。
正しいと思われるテーマを提案したところで「これが出来ると良いですね。」の一言で受け入れたり、考えてみる機会など持ってはもらえませんでした。
介護支援専門員資格を取得できた時点で、自分がやりたいケアを出来る職場を探そうと思い転職に踏み出しました。




【相談した人】
・以前からケアマネ資格を取得したら辞めると言い続けてきた。
相談する事なく自分で退職を決め、次の就職先が見つかり次第、所属長やその上位職に退職理由(上記3点)を伝えた。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
転職サイトは気にしていましたが、綺麗な事ばかり記載されている実感を持ってからは頼りにしませんでした。

【転職時に困ったこと】
サイトの文章には、自社評価が載っている訳でもなく、気になるなら実際に見に行く方が様子がつかめた。
「先輩職員が付き添って実技指導」などと記載されていても、その担当職員さんが不在な時の保証などは記載されていない。
働きやすさは困らないような工夫だけでなくどんな職員と一緒に働くことになるのか?という点を説明してもらわなければ納得したり、安心感を持って働く気になれない。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
どこのなんという施設、事業所で求人が発生しているのかを知ることが出来た点は良かった。
どのくらい前から出ている求人なのか、自宅からおおよその通勤時間を知る事も出来た。
他の検索方法から口コミを見る事を通し、何となくではあるが、雰囲気を収穫できた。
給料などは目安の額であり、真に受ける気にならなかったが、自分の収入との比較にはなった点が良かった。




【転職先を決めた理由】
自宅から徒歩でも30分程度の通勤圏内にある事。
年収面で希望がかなったこと。
経験を活かしたり、提案への見当機会が有ることは良かったと思います。




【退職する時の心境】
目標にしていた介護支援専門員を取得してからの転職なので、幾分嬉しかった。
それまでにも励まし合ったり、意見交換することが出来ていた仲れは寂しい気がした。
どちらかと言えば、「早く次で働きたい。」という気持ちが強く、嫌な思い出を消したかったがそうもいかない。
今までも交代制のシフトで勤務してきたが、いつまでもつのかなあ?という夜勤等勤務上の体力が心配になった。




【転職後の職場形態】
特別養護老人ホーム

【転職後の職場環境】
キャリアの浅い職員さんが大勢いました。
中には10年近く経験されている方も居ましたが、若い女子が多く、素直でやる気の高い方がほとんどで、以前の施設との差を強く感じました。
女子が多いだけに、手の空いた時間にお話しが止まらない人も居ました。




【転職後のイマイチなところ】
現場の実情を知らない訳ではないのだろうが、「暴力行為に訴える様なお年寄りは、いません。」と聞いていた割に実際は存在した。
口の上手い方が人事担当でないと都合が悪い点は分かるが、言葉を選んで欲しかった。
人事担当に嘘は許されないと思います。

【転職後の良いところ】
ケアの方法に対する意見を、入職間もないのにも関わらず訪ねてくれたのは嬉しかった。
仕事はきちんとしないといけない、という意識をほとんどの職員が平均して持っていたこと。
お互い、声を掛け合う環境が出来ていること、分からない事への対処方法をしっかり教えてもらえる事が良かったです。




【生活と心境の変化】
嫌な思いを抱えながら働いていたことは、家族にばれていたようで「気分よく笑ってる顔が戻ったね。」と言われた時には、驚きました。
看護の業界では、親子で仕事をしているという方も居られますが、介護福祉の業界では、難しいと思います。
子供を職場に連れて行く事も有りましたが、宿題の為でした。
仕事を見る機会が有れば別なのかもわかりません。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
一度目標に決めたことは、やり遂げる方が良い。
真面目に暮らしていれば必ず誰かが見ていてくれる。
誰かのお世話をする仕事を続けている限り、見捨てられることも見放されることもない。
そのためにも、いつも素直で責任感を持っ宇て暮らしていかないといけない。
余分なものが有ると思わない方が、誰かの役に立てると思うと言ってあげたい。